 こういう映画は特殊撮影の技術が発達したからこんなにも見事に作られるようになった、だから、そこに頼り切って、お話がもう一つ盛り上がらない感じなのだ。昔テレビでやっていたような、素朴なやつ、あれでいいんだ。または、大クラシックなミュージカルにするとか、とにかくこれはあまり面白いとは思えなかった。「手」がそれだけでいろんなことをするのがオリバー・ストーンの「キラー・ハンド」に似ていて、というより真似していて、面白かった。あの手は一体なにが動かしているのだろう。誰が命令しているのだろう。手自体に意志があるのって、考えてみると何か恐ろしい。いろいろあったけれど、とにかくあの「手」だけが印象に残った。
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