４月１９日（月）第７１天 大勢で食事
けさ７時過ぎに妻から電話があって、１２時間遅れで、これから飛行機に乗るそうだ。飛行機は安全第一だから遅れるのもしょうがない。上海から雲が去って天気が良くなったが、あの雲は日本上空に移動して、あちらの天気を悪くしていた。成田はまだ雨なんじゃないか。上海の天気は日本の翌日の天気といっても間違いではないだろう。雲の動きがたいていそんな具合だからだ。
天気予報は当たらないことが多い。いま時分の天候が変わりやすいので当たらないのか、まだ精度が悪いのか。最近の日本の天気予報はよく当たると思っていたが、中国の予報はあてにならない。先週の予報もずっと悪いようになっていたが、実際は良かった。良い方に外れるのはまだいいが反対だと困る。
今日はずいぶんあたたかだった。２３度くらいにはなったと思う。半袖の人も多かった。明日は予報によると３０度になるという。僕も妻のもってきた半袖に着替えよう。
６時過ぎに食事をしようと西門に向って歩いていったら、前にだいとなみさんとワンチンともう一人が歩いてる。追いついて一緒に食事をすることにした。店の近くにさらに多くの人が待っていた。約束してあったのかどうかは知らないが、それで８人位になった。yuan、りさ、だい、なみさん、僕、チン、ワンチン、つも、ベトナム人の代洋、韓国人の承なんとかさん、串肉の店だ。辛い鍋も食べた。思い切り辛い料理だが、僕のにはからしがあまり入っていなかった。辛いものは苦手の方だ。
このところ西門の商店街はずいぶん整ってきた。それでもまだ半分くらいの店が未開店だ。全部揃ったら見事な光景が見られそうだ。今日は風船を飾り付けてあった。何かの行事でもあったのだろうか。かくして間もなくあのあたりに一大アミューズメントセンター風な風景が出現しそうだ。地味なようでいて派手好きな中国人の面目躍如だ。店の作りが簡単だからどんどん出来上がっていく。あれだけの店の売上をまかなうだけの人がはたして十分にいるのだろうか。建築中のマンションの住民を当てにしているのか。何年かしたらここいら辺はそうとう目立つ場所になるに違いない。なにしろ天下の上大があるから。そのまわりを囲むように商店街やマンションが作られていく。そんな数年後のすがたを見に来たいな。
４月２０日（火）第７２天 もうすぐ試験
来週は中間試験があるので試験勉強をしなければいけない。試験の結果がどうであれ、落第になることはない。だからそう真剣にやらなくてもいいのだが、やはり悪いより良い結果が欲しい。HSKの試験を受けることも考えられるが、さしあたり受けるつもりはない。もう少し出来るようになってから、目標を立ててやるつもりだ。こちらで受けた方が安く上がるのだそうだ。でも来月か７月というのでは間に合わない。まだ僕は中途半端だ。英検で言えば、４級あたりだろうから受かったとしてもうれしくない。中国語検定あるいはHSKがどのような仕組みのどんな試験なのかも知らない。試験となると、それなりの試験勉強が必要になる。試験は普通の勉強とは違うものだ。いくら試験に受かったからといって、そのままそれが実力とイコールになるわけではない。特に言葉は実践があって成り立つものだ。ペーパーテストでの高得点が日常会話に即つながるとはいえない。
日中の日差しを直接浴びると思い切り暑い。温度計は３０度になったと思う。だが、室内はまだ涼しい。空気を熱くするまでの勢いではない。木陰に入ればすずしく、夏がこのくらいだったらいいだろうに。今、夕方のすずしいそよ風が窓から入ってくる。たぶん外の方があついと思う。校内の今ごろのたたずまいはのどかでいい。まだ暗くはならないし、食事に出かける人や赤いポットを持ってお湯を汲みにゆく人もいる。浴室に風呂道具を持って入る学生たち。あの中はどうなっているのだろう。日本と同じように大きな湯船があるのだろうか。
西門の商店街の広場で歌合戦か何かをやるらしく舞台が作ってあって、その前に人がたくさん集まっていた。何が始まるのか見ようと思ったのだが、始まるのが７時半というので、見ずに帰ってきた。
夜になるとさすがに真夏でないので、すずしくなっている。日の光がいくら強くても空気をじっくりと温めなければ夜までもたない。
姉から手紙がきた。こちらからも出さなければ。
４月２１日（水）第７３天 残り半分に
僕の上海滞在も半分超えた。これからは残り少なくなる一方だ。
来週の試験にそなえて復習をしている。そのため、テキスト以外の勉強は休み。復習してみると、テキストの内容をしっかり覚えたらかなりのことを言えるようになると思う。覚えてないものだからしゃべれない。基本の勉強は大事だ。ただ、分かりやすく書いてないから見逃してしまう大切な文章がある。どこが大切で、どこを覚えたらいいのか、などのところにアンダーラインがあったり、色を変えてあればいいのに。今、日本に戻って本屋に行って中国語の勉強の本を見てみたい。今の僕に必要な参考書を買ってきたい。練習問題のついたテキストなんかもいいと思う。ちょっと帰って持ってくることが出来ないのが残念。もっともここに暮らす上で必要なものを全て持ってきたら大変な荷物になってしまう。
今日は昨日にも増して暑かった。天気予報では３３度になると言っていた。実際にもそのくらいにはなったと思う。気温は空気を温めることで上がるものだから、昨日、今日とあたたかだったので、よけいに暑くなったのだ。これでこのままの天気が続くようなら気温は上がり続けて１００度になる！ だがそうはならない。いろいろなファクターにより、気温の暴走はない。うまくしたもので地球全体の調節機構が働いている、今のところは。ただその仕組みが順調に動いているのも時間の問題かもしれない。なぜなら人間が地球環境を破壊しているからだ。
５月の一週間の休みをどう過ごそうか。ここにずっといるのも大変だし、旅行に出るのがいいのだが、一人で行くのもまだ不安が先に立つ。まして、中国中が連休の最中なので、どこも混んでいるだろうし。まず誰と行くか、どこに行くかが問題だ。細かく決めるのは大変だからツアーで行くのが面倒でなくていいと思う。でももう日にちが迫っているし、どうしようか。あとで調べてみよう。ずっと猛勉強という手もあるけど、まさかそこまではねえ。
４月２２日（木）第７４天 AFCアジアカップ 上海申花vs
ジュビロ磐田
妻が持ってきてくれたインスタント味噌汁を飲んだが、感激はない。どうしても飲みたいと思っていたわけではないからだ。日本料理を食べなくなって２ヶ月過ぎたが、料理についてのホームシックはない。甘いもの好きなので、菓子類は食べたいと思うが、これも我慢できないことはない。中国料理についてはまったく問題ない。おいしくて毎日食べるのが待ち遠しい、というのではない。また普通に食べているだけで特別うまいとは思わない。むしろおいしいと感じるのは少なく、口に合わない料理も多い。ただそれもまったくだめなわけではない。一口も口にしないで残してしまったことはない。むしろ、同じ料理を日本で出されたら確実に残したであろうと思われる料理でも食べた。何の肉か分からなくてもとりあえず口にした。口に合わない野菜も平気だ。中国では僕の食わず嫌いは消えた。さいわいアレルギーもないので、どんなものでも食べて平気なのだ。そりゃあ、蛇だとかそういうたぐいのはだめだけど、普通は出ないから安心している。
今日も暑いがクーラーをつけるほどではないだろうに、チンがつけてしまった。彼の勝手な行動は時として行き過ぎがあるが、いちいち注意しない。親でも親代わりでもないからだ。親代わりじゃないが息子みたいな年齢だからちょっとそんな気持ちもある。けちなことを言うようだけれど、電気を使いすぎると超過料金を取られてしまう。暖房の時は大丈夫だったが、冷房はどうかな。昼間からつけると超過してしまいそうだ。
昼間クーラーをつけたのが不思議なくらい夜になって温度が下がった。待ちに待ったAFCアジア杯の上海申花vs ジュビロ磐田が虹口足球場であった。yuan、バイウーと僕の三人。他にも来そうな人もいたが、結局サッカー好きの三人だけとなった。４時に出発した。雲が厚くすぐにも雨がふりそうな気配だったので傘を持った。サッカー観戦に傘は欠かせない。今回で三度目の虹口足球場站で下りた。まだ時間が早いためか人はぜんぜんいない。これで今日試合があるのかと思うくらいだ。切符売場を探して一回りしてしまった。チケットの値段の想像がつかなかったが、１００元と５０元という適当な値段だった。もちろん１００元を買った。いい席だ。
食事をしてからということで近くをみたがあまり店がない。適当なところに入ったら喫茶店のようなところで、たいした料理はなく、しかも高い。これまた適当にたのんだら、奇妙な料理が出てきた。僕は梅なんとかというので、古漬けの野菜と牛肉を炒めたもので、味がなくぱさぱさしている。飲み物もレモンティーの甘いのだった。まあ、こういうこともある。食事を終えて、外に出ると気温がぐっと下がっていた。昼間の暑さのままの半袖なので寒い。しかも三人とも上着を持ってきていない。雨でも降ったら大変だと思いつつスタジアムへ。
人はそこそこ集まっている。青いユニフォームは上海申花だ。水色のジュビロはまだ少ない。 もうすぐ７時になろうというのに開場していない。どうやら７時開場のようだ。さっきの店のでは足りないので、飲み物とサンドイッチを買った。日本人も来ている。服装でそれと分かる。もちろん水色を着ている人もいる。彼らは団体ではないようだ。団体は固まっているだろうし。見にくい席に応援団がいる。前面の中国応援団と比べると少ないが、仕方ない。日本でやったときは逆だったのだから。22台6下5座というとても良い席だ。こんなにいい席で見るのは初めてだ。早めに来た甲斐があった。前の席には中国人、横や後ろには日本人も来ている。上海には日本人がたくさんいるそうだから見にきているのだろう。よく、海外で日本代表なんかの試合のとき、現地に住んでいる日本人が来ているのをうらやましく見てい たが、今日はそれを僕らがやっている。日本代表でないのが残念だが、ジュビロでもＯＫだ。
まもなく始まった。開始は７時半。選手が出てくるのが間近に見える。ミーハ−になって写真をとりまくる。上手く撮れているといいのだが。シャッタースピードが遅く動いてしまうのと、ぼやけてしまうのが心配だ。上海の選手は一人も知らない。ジュビロはおなじみの選手ばかりだ。サッカーは知った選手がいないと面白くない。だから上海申花もよく知れば面白く見られると思う。試合が始まってすぐに続けざまに２点入れられてしまった。ジュビロはよくこういうことがある。攻めの組み立てはいいのだが、ディフェンスが弱い。特に今日の相手は速攻が得意なようだ。それにまったく対応出来ていない。前半のうちに２点返したのはさすがジュビロだと思わせるものがあった。写真を撮りまくっていたので、しっかりと試合を見たという印象はない。ジュビロゴールよりも上海の見事な攻めとゴールはよく覚えている。いいチームなのだろ う。ジュビロもしっかりしないといけない。
冷たい風が吹き、寒さにこごえた。帰るのも電車、バスだと時間がかかるのと、寒いのとで、タクシーで帰ることにした。タクシーは早い。１０時ちょっと過ぎに着いた。またこんな機会があるといいと思う。それにしても寒かった。
４月２３日（金）第７５天 一人旅への憧れ
週末はどこへも行かないで試験勉強をするつもりだ。試験が終わったら出かけよう。さしあったっての用事は買物だ。テキストやテープだ。連休をどう過ごすかも考えなくては。一人で旅行に行こうかな。思い切り勉強するというのも一つの方法だ。
一人旅はしたい。一人旅への憧れはずっと持っている。最後に一人で旅行をしたのは３０年も前だ。周遊券を買って、勝手きままにさすらう。泊まるところも当日に探す。そのようにして出かけたところは、能登半島や山陰地方、博多に長崎など。その後、行きたくても出来なかった。それが今なら望めば出来る。こんな機会はこの先もないだろう。まあ、今の状態も一人旅のようなものだが。中国国内を一人で旅するのには不安がある。だが、言葉が話せない人でも旅する人はいるのだから無謀ではないだろう。連休の時か、学校の旅行の時に決行するのも一考かと思う。さて何処に行くか、北京もいい、香港もいい、が大連がなぜか僕を引き付ける。「アカシアの大連」と遠藤周作の影響大だ。上海だって、昔の映画の影響で来たようなものだし、僕の思い込みは大した力がある。思い込み、信じ込みが実行まで行ってしまったのだから。
今日は涼しくなった。これが普通の今の気候だ。だが暑いも寒いもその時の気候であり、平均は信じない。人、物、その他全ての事柄のそれぞれが全て個々に存在する。それを平均することは不可能だし、数字で結果が出るとしても無意味だ。３３度は４月２２日の気温であるという事実があるだけだ。
ついこの前もあったが、今日も食堂で食事をしてから戻る時、知り合いに会い、一緒に食事へ。食べたのにどうするの、と聞くでしょうが、僕は付き合いのいい方で、一人で帰る寂しさを味わいたくないので付いて行ってしまう。一人でお先に、というのも出来ない。もっくん、つも、だい、バイウー、ナイナイ、初めての在日韓国人。一緒に西門の韓国料理店へ。最初の日に行ってひどかった店だ。料理はずいぶん改善されて普通に食べられるようになっていた。二階の座敷に上がって食べた。ただ、僕は昼飯を食堂のチャーハンを作ってもらって食べたが、油が多すぎて胸がもたれていて、あまり食欲がないうえに、夕食は食べていたので、あまり食べられなかった。でもご飯を一杯と肉とキムチを食べた。ゆっくり食べれば入るものだ。明日は勉強だ。
４月２４日（土）第７６天 眠れない夜
昨日の夜は遅くまで上の階の人の音楽と人の騒ぐ音で眠れなかった。以前にもあったが、たぶん同じ部屋だと思う。この階にも音楽を最大ボリュームでかける人がいるが、さすがに夜中まではかけない。昨日はパーティーでもやっていたのか。終わったのは１時ころだった。２０歳前後の若さだから仕方がないとは思うが、夜は眠りたい年寄りもいることを知ってほしい。音楽も僕の好みならいいが、へんてこな気持ちの悪いのなんだ。特におなかに響く低音が苦手だ。以前仕事場を引っ越したのもその音のせいだったくらいだ。そんなわけで、今日は９時過ぎに起きた。朝食はビスケットとポテトチップスとコーヒー、昼は食堂をのぞいたが、うまそうなのがなくて、北門のパン屋でパンを買った。あそこは安い。うまくないけどね。二つで３元だった。
夜食はこれから出かける。金曜日の夜から食堂に来る人ががくんと減った。かなりの人が家に帰ってしまったからだ。学生の半分近くが帰るのではないか。おかあさんが恋しい年頃なのでしょうね。特に一人っ子であればよけいだ。可愛がられて育てられ、この大学に入ったのだから、親の愛情はより増すというものだ。
今日は天気は良くなったが気温は前のように高くならなかった。これが普通のことだろう。天気予報で雲を見たら、ちょうど上海を避けて雲が動いていた。さわやかな春の日和だった。出かけたくなる日だったが、試験があるのでずっと勉強していた。会話のテープを聞きながら書き取りをした。範囲がたくさんなので、書き取るのにも大変時間がかかった。会話の試験もある。相手がバイウーになった。さてどうなることか。僕もたいしたことないから、相手が誰であろうと関係ないとは思うが。
試験はずいぶん久しぶりだ。試験があるのとないのとじゃ気分が違う。半分いやだけど半分たのしみでもある。
昨日から変だった中国語入力が今日はまったく出来なくなって困った。こういう時はインターネットを頼るといいようだ。解決策が書かれてあった。直った、よかった。
４月２５日（日）第７７天 あしたは試験
yuanのコンピューターがまたウィルスにやられたそうだ。今回はハードディスクを二つに分けたうちの片一方がだめになったという。だめな方をメインにしていたので、ダメージは大きい。彼のが何で二度もやられたのだろう。僕のはさいわいまだ大丈夫だが、まったく警戒していないし、対応ソフトも入れていない。マックの感覚のまま使っているので、もしかしたらこれは非常に危ない橋を渡っているのかもしれない。ウィルスとは関係ないが、中国語入力が変になったし、ここでこのコンピューターがだめになったらお手上げだ。まず辞書が引けなくなる。写真を多く撮れなくなる。日記が書けなくなる。勉強がはかどらなくなる。古いわりにはいままであまり使ってなかったので、あまり傷んでいなかったが、ここに来てずっとつけっぱなしだし、壊れる可能性はある。コンピューターの信頼性はソフトについてもハードについてもまだまだ低い。初めにハードディスクがだめになることははっきりしている。付け足せば使えないこともないが、ノートパソコンに外付けハードディスクっていうのも変だ。中のをとりかえればいいか。でもここには秋葉原のようなところがない。僕の知識もない。その時はその時でなんとかすると思うが、出来たら故障の出ないうちに帰りたい。
試験のためにずっと勉強していた。もうやることがなくなるくらいやったと言ってもいい。ということは満点を取る自信があるということでしょうかね。テープを聞いて書き取りをして、会話で何を言うか書き出しただけなのだが、あんがい時間がかかった。せっかく買ったテープをあまり聞いていなかったことに気づいた。これからは何回も聞くようにしよう。今回の試験がどうなるにせよ、次回＝最後のテストには見違えるばかりの成績を上げるつもりだ。いや、この二日間やったように毎日やればいいのだ。数学の問題を解くようなのではなく、繰り返して記憶することに尽きるのだから考えてみれば簡単なことだ。
今日は晴れたがすずしかった。外に出る時は半袖の上に上着を着て出た。校内から外には出ず、食事も食堂ですませた。
９時過ぎにバイウーが来て、７０３室で読写の宿題をやるので集まってくれという。来たのはシンピン、りさ、バイウー、だい、僕、ナイナイ、ここはナイナイの部屋だ。初めて入ったけど、僕の部屋と同じ作りで、ベッドが一つなので広いはずがいろいろと物をおいてあるので、そうは見えない。下にマットが敷いてあるのでくつろげる。宿題は日本の料理を紹介することだ。それで何の料理がいいかと考え始める。てんぷら、赤飯などが出て、結局さしみになった。どんな内容にするかを考えて、それぞれ分担を決めていったん自分の部屋に戻って絵を書いてくることになった。僕の割り当ては魚を料理するところだ。なんとかごまかして描き上げて部屋に戻った。みんなもそれぞれ描いてきた。僕のが一番まともな作風で、他の人のは思い切り外していてそれがかえって面白い。下書きに色を塗ったりして楽しくお絵かきをした。紙芝居形式なので、説明文も考えなければならない。ここで再認識したこと、僕を含めてみんなが自分の言いたいことをうまく中国語で言い表せないことだ。僕は寿司飯の上に小さく切った魚をのせるというのが難しかった。だいの助けでなんとか文章になったが、それも正しいかどうかは今のところ分からない。たぶん、今の知識で言いうることは限られてはいるものの、かなりのことを言い表せられると思う。だが、それもままならない。これはちょっとショック。でも、こんなところが今の実力ということでしょう。２時までかかって仕上げた。明日試験だというのに、こんなことに時間をかけるなんて、素敵なことです。部屋に帰るとチンが勉強をしていた。今日は徹夜すると公言していたからするのだろう。僕はすぐに横になった。僕が寝付く前に、いつものように彼は部屋を出ていずこへか行ってしまった。おい、勉強はどうした。徹夜するんじゃなかったのか、と聞きたい。
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